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奇話
「奇話〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
奇話の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
、三国志の如くして、而も其の殺伐はやゝ少し。たゞ其の三者の佳致を併有して、一編の
奇話を構成するところは、女仙外史の西遊水滸三国諸書に勝る所以にして、其の大体の風....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ることにせねばなるまい。 三七 処分可レ依二腕力一 「古事談」に次の如き一
奇話が載せてある。 覚融《かくゆう》僧正臨終の時に、弟子共が、遺財の処分を定め....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
よんでもわかる筈は勿論なかった。やさしく書いた名僧伝などをよむ位で、それも、その
奇話や珍話にひかれたのかも知れない。尼僧の生活にあこがれを抱きはじめた。それまで....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
がために失敗したりとの一話あり。右は事実か、あるいは好事家《こうずか》の作りたる
奇話か、これを知るべからずといえども、林家に文権の帰したる事情は、推察するに足る....
「取り交ぜて」より 著者:水野葉舟
に見馴れた景色のその土地に到着した。これは自分の友人が親しく実見《じっけん》した
奇話である。 弘治《こうじ》二年に戦没した先祖の墓は幾百年の星霜《せいそう》を....