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「奇談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奇談の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
れを力に飛びあがって、ふたたび元の椽のあいだから逃げ去った。(同上) 登仙奇談 唐の天宝年中、河南※子県の仙鶴観には常に七十余人の道士が住んでいた。いず....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
一、この一巻は六朝・唐・五代・宋・金・元・明・清の小説筆記の類から二百二十種の怪奇談を抄出した。敢て多しというではないが、これに因って支那のいわゆる「志怪の書」....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ます。そこで、こんにちの怪談会はこれまでと少しく方針をかえまして、すべて支那の怪奇談を主題に致したいと存じます。しかし、支那のことはわたくしも何分不案内でござい....
池袋の怪」より 著者:岡本綺堂
を聞かぬ。けれども、江戸時代には専らそんな説が伝えられたのは事実で、これに類似の奇談が往々ある。で、名奉行と聞えた根岸肥前守の随筆「耳袋」の中にも「池尻村とて東....
こま犬」より 著者:岡本綺堂
」を草することにした。そのなかには「鬼談」というところまでは到達しないで、単に「奇談」という程度にとどまっているものもないではないが、その異なるものは努めて採録....
鰻に呪われた男」より 著者:岡本綺堂
させながら一生を送ったものであろうと察せられます。 こう申上げてしまえば、別に奇談でもなく、怪談でもなく、単にわたくしがそういう変態の夫を持ったというに過ぎな....
怪獣」より 著者:岡本綺堂
も、今までの話だけでは、単にその娘たちが放縦淫蕩の女であったというにとどまって、奇談とかいうほどの価値はないのですが、肝腎の話はこれからですよ。あなたは新聞記者....
怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
各所に散って、白由行動を取り、翌朝|深大寺門前の蕎麦屋に会して、互いに一夜の遭遇奇談を報告し合おうとの約束であった。 さて、明くる朝、定めの家に六人集って見る....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
、以て敵を鏖にすべしなど真に一|場の戯言に似たれども、何れの時代にもかくのごとき奇談は珍らしからず。 現に日清戦争の時にも、種々の計を献じて支那政府の採用を求....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
ばん 星斗満天|森として影あり 鬼燐半夜|閃いて声無し 当時武芸前に敵無し 他日奇談世|尽く驚く 怪まず千軍皆|辟易するを 山精木魅威名を避く 犬村大....
遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
れを求めたれど終にその木のありかをも見出し得ずしてやみたり。 というもの。三州奇談に、人あり、加賀の医王山に分入りて、黄金の山葵を拾いたりというに類す。類すと....
迷信解」より 著者:井上円了
代より以前にありしに相違ない。その当時は高位貴顕のそばに婦女子の侍しいて、雑説、奇談をその君に申し上げ、方位、方角などを女子とともに忌み嫌うことになりたりとの説....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
ために草双紙の知識を随分あたえられた。そのなかで五柳亭徳升という人の書いた「西国奇談月廼夜神楽」という草双紙に、平家の官女玉虫が蟹に乗っている図があったので、そ....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
と問うものもあるくらいなれば、知識の程度の低いものも加わりておる。 まず第一の奇談は、船中にて乗客の姓を印刷したる表を一同に配付せられたが、その中に拙者の名前....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
川五右衛門の宙乗りを勤め、東京の観客を驚かしたり。 ○九月、新富座にて新作「漂流奇談西洋劇」を上演。劇中劇として、外国の男女俳優一座を登場させたるが、甚しき不評....