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奈良京
「奈良京〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
奈良京の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
ったように思われます。いろいろと手をつくしてヒダの土民のゴキゲンをとりむすんで、
奈良京の終りごろにはどうやらヒダにも国司を置いて税をとることもできるようになった....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、非常に古い源流があったのではないかと思われる節々もあるのです。 藤原京を経て
奈良京に都したとき、日本の中央政府はどうやら確立の礎が定まったと見ることができる....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
行の結城氏は物馴れていて、こういう時に旅費は残すものだと話された。 私の今度の
奈良京都見物は、生まれて初めての事で、かねてから見たい希望もあったことで、大変た....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
美術学校の教授を拝命したのが三月十二日、
奈良京都への出張が同月十九日、拝命早々七日ばかりで旅に出まして、旅から帰ると学校....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
金堂を出て講堂に移る。この講堂はもと奈良の京の朝集殿であった。すなわち和銅年間
奈良京造営の際の建築である。しかし現在の建築には天平の気分はほとんど認められない....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
なんじゃ、これが江戸の衆がよくいう金龍山浅草寺かいな」 ばばは、一応失望した。
奈良京都あたりの古い文化の遺跡を見た眼には、余りにも原始的であった。 大川の水....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
の山ふところへ入って行く。恵日寺の跡である。 東北の文化財地蹟となると、とかく
奈良京都のようなわけにゆかない。ここも近年一部の研究家には、重視され始め、石田茂....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
川郡の人であるので、石川沙弥と云つた。此の法師は邪見であつたが為に悪報を受けた。
奈良京に名不詳の一大僧妻子を蓄へ銭を俗人に貸すを業として居た。孝謙天皇の代に陸奥....