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奈良山
「奈良山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
奈良山の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
賀境までも踏み込んだ。高円山の墓原も、佐紀の沼地・雑木原も、又は、南は山村、北は
奈良山、泉川の見える処まで馳せ廻って、戻る者も戻る者も、皆|空足を踏んで来た。 ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
下《した》 知ろし召ししを 空にみつ 大和《やまと》を置きて 青丹《あをに》よし
奈良山《ならやま》越えて いかさまに 思ほしめせか 天離《あまさか》る 鄙《ひな....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
る。「奈良の山の山の際にい隠るまで」(巻一・一七)という額田王の歌の「山の際」も
奈良山の連なって居る間にという意。此処では、象山の中に立ち繁っている樹木というの....
「古事記」より 著者:太安万侶
思い出し、 切らないで來た梓弓とマユミの木。 そのオホヤマモリの命の屍體をば
奈良山に葬りました。このオホヤマモリの命は、土形《ひじかた》の君・幣岐《へき》の....