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「奉伺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奉伺の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔都」より 著者:久生十蘭
うやらこの事件は内秘する方針だと判ったので、ようやく安堵の胸を撫でおろし、御機嫌奉伺のため帝国ホテルに車を走らせる途中、日ごろ剛直を以てきこえる真名古捜査課長に....
にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
う、青葉に風が光る初夏の候であった。 京都所司代酒井若狭守忠義は、月並みの天機奉伺として参内した。ご用談が、予定以上に長くなって、灯がつく頃になっても禁裡を退....
真珠の首飾り」より 著者:神西清
礼は、主顕節がすむと早々あげられた。さてその翌る日、僕たち夫婦は、若夫婦のご機嫌奉伺に出かけていった。 ※ 行ってみると、向うの御両人は今しがた起....
三国志」より 著者:吉川英治
分などの及ぶところではないのだから」 孔明は成都に還ると、すぐ参内して、天機を奉伺し、帝劉禅へこう奏した。 「いったい如何なる大事が出来て、かくにわかに、臣を....
特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
尤本寺は摂津富田本照寺にて、是迄素人僧の儀は、呼出之節は如何取扱候て宜候哉。此段奉伺候様、国元役人共申越候に付、奉伺候以上。 この頃になってかような問題が起っ....