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「奉幣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奉幣の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
準ずべきもの、(2)勅祭社、準勅祭社、(3)皇室の御崇敬ありし神社(行幸、御幸、奉幣、祈願、殿社造営、神封、神領、神宝等の寄進ありし類)、(4)武門、武将、国造....
十二支考」より 著者:南方熊楠
神社旧跡を滅却し神林を濫伐して売り飛ばせてテラを取り、甚だしきは往古至尊上法皇が奉幣し、国司地方官が敬礼した諸社を破壊し神殿を路傍に棄て晒《さら》した。熊楠諸国....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
りすらむをとめらが」(巻一・四〇)があり、また、「播磨国より船乗して」(遣唐使時奉幣祝詞)という用例がある。また、「月待てば」は、ただ月の出るのを待てばと解する....
丹下左膳」より 著者:林不忘
間店本石町、鉄砲町、小船町、小網町、れいがん橋を過ぎ、茅場《かやば》町お旅所にて奉幣《ほうへい》のことあり、それより日本橋通町すじ、姫御門を抜けて霞ヶ関お山に還....
英彦山に登る」より 著者:杉田久女
れてそうそうのねをたてている。 さて私は彦山へはいつも大抵一人で登るのだった。奉幣殿の上からは奥深い樹海の道で、すぐ目の前に見えていた遍路たちもいつか木隠れに....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
山専光房に仰せて祈請を凝らしめ、ために梵宇建立を命じ、また出征の途中には宇都宮に奉幣して立願するところがあり、さらに鎌倉の留守においては、八月十日、妻政子が女房....
「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
ぶる多く、所謂「褒賞すべき」ものであった。その祠は広成の当時においては、未だ官国奉幣の例に預っていなかったけれども、既に延喜式には、所謂天神・地祇三千一百三十二....
周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
延喜式内|石城神社がある。今は郷社の社格であるので、郡視学たる西原君は郡長に代り奉幣使として当神社祭典の際に参向した。当山にはかねて山姥の穴として知られた四つの....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
。京都は大きな神社の数多い土地であり、朝廷でもなにか事があると、一時に全国諸社の奉幣を遊ばすので、なにか一つの社だけに願掛けをすることが、他をおろそかだから試み....