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「奉献〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奉献の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
の有志らはいずれも争って京都に入り、あるいは藩主の密書を致したり、あるいは御剣を奉献したりした。 一庄屋の子としての半蔵から見ると、これは理由のないことでもな....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
玄清、宗仲等を率いてことごとくこれを校訂し、九月十三日をもって恭しくこれを禁裏に奉献すると畏くも禁裏からは、御感の趣の女房奉書を、宗祇に賜わることになって、勾当....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ば、ナティヴィテ長老(降誕)、コンセプシオン長老(受胎)、プレザンタシオン長老(奉献)、パッシオン長老(受難)などのように。けれども、聖者にちなんだ名前も禁じら....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
を、吾々はこれらの人民の中に見る。食人、男子の去勢、女子の陰部封鎖、晩婚、処女の奉献、独身の称揚、余りに若く母となる少女に対し行われる処罰等がこれである1)。』....
にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
で、『これは召しあがれます』、『これは召しあがれません』と、一つ一つ印をつけて、奉献したのであった。主上はその印をご覧の上で、お箸を取らせられたのであるそうであ....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
りの寺子屋で、武家も、町家も、妙齢の娘たちが、綺麗な縮緬の細工ものを、神前仏前へ奉献する習慣があって、裁縫の練習なり、それに手習のよく出来る祈願だったと言います....
茶の本」より 著者:岡倉由三郎
さしい動きをイギリス文字に写し試みたのが、察するに、親友ジョン・ラファージ画伯に奉献のこの『茶の本』(明治三十九年五月にニューヨークのフォックス・ダフィールド社....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
さき兄弟の一人になしたるところは事ごとにすなわち我になししなり」 天主に奉仕し奉献する心で、小さき者になすことが、神のみ心にかなうから、超自然の幸福を与えられ....