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「奉祀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奉祀の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
て公売せんとするに至れり。もっとも如何《いかが》に思わるるは、皇祖神武天皇を古く奉祀せる渡御前《わたるごぜん》の社をも合祀し、その跡地なる名高き滝を神官の私宅に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
が何の理由なく国会や県会議員に誓うた約束をたちまち渝《ほぐ》して予の祖先来数百年奉祀し来った官知社を潰しひとえに熊楠を憤《おこ》らせて怡《よろこ》ぶなどこの類で....
十二支考」より 著者:南方熊楠
聖母《マドンナ》の乳汁《ちち》、まるで聖母は乳牛だったかと思わるるほど行き渡って奉祀され居るがごとし。 すなわち『近江輿地誌略』六一、蒲生《がもう》郡川守村鐘....
私の貞操観」より 著者:与謝野晶子
敬せられる風が生じ、また一面に純潔を好む神道の如き宗教上の儀式に処女を神巫として奉祀する習慣が出来てから、女子を尊敬することは一通りでなくなった。これは前代の男....
「女らしさ」とは何か」より 著者:与謝野晶子
それが「女子の中性化」の実例として批難されていないのみならず、神功皇后は神として奉祀され、その他の女子も倫理的の価値を以て、それぞれ国民の尊敬を受けています。ま....
文学以前」より 著者:豊島与志雄
、天子斎戒して昊天上帝を祭られた所であり、壇上には、昊天上帝に配して祖宗の神位を奉祀し、日月星辰風雲雷雨の諸神を従祀されたのである。 壇は天円地方の義に則った....
巷説享保図絵」より 著者:林不忘
る白山《はくさん》神社、これは小石川の総鎮守で神領三十石、神主|由井氏《ゆいし》奉祀《ほうし》す。祭るところの神は、加賀《かが》の白山《はくさん》に同じ、九月の....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
。 金沢柵址の八幡神社は、伝えて八幡太郎義家が、羽州鎮護のために石清水から分霊奉祀したものだという。慶長九年、佐竹義宣社殿改修の時の棟札に、出羽国六个郡之鎮守....