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「奉賀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奉賀の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
った。 「拝啓|柳暗花明《りゅうあんかめい》の好時節と相成候処いよいよ御壮健|奉賀《がしたてまつり》候《そうろう》。小生も不相変《あいかわらず》頑強《がんきょ....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
で何だかいかめしい文字が並べてある。読んで見ると 拝啓|愈《いよいよ》御多祥|奉賀候《がしたてまつりそろ》回顧すれば日露の戦役は連戦連勝の勢《いきおい》に乗じ....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
、弥之助は取りあえずその雑誌社へ向けて次のような葉書を書いた。 貴店益々御清栄奉賀候、略儀ながら取りあえず葉書を以て申上候儀は貴店御発行の能率新報最近号のうち....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
る。 その後は大分御無沙汰御海恕|可被下候。時下窮陰之候|筆硯いよいよ御|清穆奉賀候。さて先般来当熊本人常松|迂巷なる人当市『九州日々新聞』と申すに紫溟吟社の....
食道楽」より 著者:村井弦斎
まで御一同御無事に御暮《おんくら》し被遊候由《あそばされそろよし》何よりの御事と奉賀候《がしたてまつりそろ》。次に小生儀も息才に罷在候間《まかりありそろあいだ》....
魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
角封筒を渡した。 次長は中味を引き出すと低い声で、 「拝啓、菊花の候益々御多祥奉賀候、就ては来る十月十五日拙宅において、いささか祖先珍重いたせし物、当家として....