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「奏進〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奏進の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
事件には彼もひどく恐縮して、その責めを負おうとする心から、教部省内の当局者あてに奏進始末を届け出て、進退を伺うということも起こって来た。彼の任地なる飛騨高山地方....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
きたことにしてある。 さて『新古今集』の歌は大体建仁三年四月に五人の撰者の手で奏進した選歌が基礎になってはいるが、その後編纂事業のおこなわれていた二、三年の間....
私本太平記」より 著者:吉川英治
む という歌もあり、漂泊が宿命のような御一生だった。――晩年、「新葉和歌集」を奏進しておられるので、弘和元年、七十一歳まで寿をたもっておられたことだけはたしか....