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「契丹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

契丹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
からず脅かされた。 遼陽の城外に東京陵という古陵がある。昔ここに都していた遼(契丹)代の陵墓で、周囲には古木がおいしげって、野草のあいだには石馬や石羊の横たわ....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
祭られているが、その神霊|赫灼たるものとして土地の人びとにも甚だ尊崇されていた。契丹のまさに亡びんとする時、或る者はその神体が城外へ走るのを見て、おどろき怪しん....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
燥した空気の作用で、無類の鮮かさでクッキリと浮きあがっている。岩山の頂きには古代契丹の放胆な規模を思わせる仏殿があり、無垢の黄金と黄瓷を載せた天蓋が、青銅の緑と....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
居竜蔵博士の人類学と土俗学、文化史の研究を忘れることは出来ない。日本民族、蒙古、契丹、等に関するその博大な世界的研究は云うまでもないが、博士の存在で吾々の興味を....