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「奔注〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奔注の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
ょうえき》に起こりて毛髪|竪《た》ち、道はさながら河《かわ》のごとく、濁流脚下に奔注《ほんちゅう》して、身はこれ虚空を転《まろ》ぶに似たり。 渠は実に死すべし....
」より 著者:犬田卯
投げつけてからおせきは、傍につくねんと立っているおさよに向って昂ぶる胸のうちを奔注させた。 「赤玉飲ませたのか、あれほど言ったのに、……飲ませりゃ、こんなにな....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
うな深い谷が三方を怖る可き絶崖に取り巻かれて、末端からは雪の瀑を小窓裏の大雪渓に奔注している、としか想えない。殊に東の方七、八十間の距離に聳えている大窓の頭の最....