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「奘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奘の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
ん》と独覚が多少如来に似たところあるもその間全く懸隔しいるに喩《たと》えある。玄《げんじょう》が訳した『大毘婆娑論』巻百三に菩薩菩提樹下に修道する所に魔王攻め....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
のテキストは、今よりちょうど一千二百八十余年|以前、かの三蔵法師で有名な中国の玄三蔵が翻訳されたもので、今日、現に『心経』の訳本として、だいたい七種類ほどあり....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ていない(『賢愚因縁経』十二)。 『今昔物語』六に、天竺《てんじく》の戒日王、玄三蔵に帰依して、種々の財を与うる中に一の鍋あり、入りたる物取るといえども尽きず....
悟浄出世」より 著者:中島敦
へと横切る三人の僧があろう。西方|金蝉《きんせん》長老の転生《うまれかわり》、玄法師《げんじょうほうし》と、その二人の弟子どもじゃ。唐《とう》の太宗皇帝《たい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の趣を書せど猴の事を少しも記さず。それより二百余年|後《おく》れて渡天した唐の玄《げんじょう》の『西域記』にはマツラを秣莵羅とし、その都の周《めぐ》り二十里あ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
《ごひいき》御入来を願うと張り出した。熊楠いう、東洋にはずっと豪いのがあって、玄三蔵の『大唐西域記』巻十二|烏※国《うせつこく》の条に、その都の西二百余里の大....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
う。なあに、あなた、わたくしの心得違いは心得ちがいに相違ございませんけれども、玄三蔵渡天《げんじょうさんぞうとてん》の苦しみに比ぶれば、これは日本国のうちの、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
います。こんなに申しますと、弁信、お前は口ほどにもない意気地なしだな、さきほど玄三蔵《げんじょうさんぞう》渡天の苦しみがどうの、なあに、同じ日本の国の信濃の国....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
も四十年でもかけてやる。死ぬまでにやれたらいいと思っている」といっている。 玄三蔵が印度からお経をとって帰ったことが頭にあるので、玄でさえ十七年もかかるの....
日本男子論」より 著者:福沢諭吉
。我が日本において、国常立尊《くにのとこたちのみこと》の如きは独化の神にして、伊諾尊《いざなぎのみこと》、伊冊尊《いざなみのみこと》は則《すなわ》ち夫婦の神....
知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
ここの御神の御使いの御狗というを四方の人々の参り来て乞い求むるによれり。御神は伊諾伊冊二柱の神にましませば申すもかしこし、御狗とは狼をさしていう。もとより御....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
ついて名を立てたのである。その三蔵をみな知っているのを三蔵法師と名づける。 玄三蔵とか、義浄三蔵とかいう人がそれであります。その一切経の初めは迦葉が、仏が自....
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
クグツ族との間に、何らかの因縁を求めえられぬものであろうか。 古事記にはまた伊諾・伊冊二尊の御子に、山の神・野の神などと並んで、木の神|久久能智神というの....
『西遊記』の夢」より 著者:中谷宇吉郎
い昔とは感ぜられなかった。 太宗《たいそう》皇帝の水陸大会《だいせがき》に、玄法師《げんじょうほうし》の錦襴《きんらん》の袈裟《けさ》が燦然《さんぜん》と輝....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
参詣が出来ぬという様なことはない。ことに古伝説によりますと、農業五穀の神様は、伊冊尊の糞尿から生れ給うたという様な風にまで伝えております。そんな次第で日本の古....