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「奥旨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奥旨の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
淙《はんそう》す、台密の者、法を之に取る、その『悉曇草』は深く梵学《ぼんがく》の奥旨《あうし》を得たり。時人|曰《いは》く、安然は東岳の唇舌を以て西天の音韻に通....
梟雄」より 著者:坂口安吾
。 峯丸の法蓮房は持前の才智の上によく勉強して、たちまち頭角をあらわし、顕密の奥旨をきわめたが、その弁舌の巧者なことに至っては対する者がただ舌をまいて引き退る....
法然行伝」より 著者:中里介山
いたが、或時法然を請《しょう》じて七カ日の間|説戒《せっかい》があったが、円戒の奥旨を述べていると一つの蛇がカラガキの上に七日の間じっとして聴聞の様子に見えた。....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の中へ入れても痛くないほど鍾愛して、上泉伊勢守から自身が受けた新陰の相伝、三巻の奥旨、一巻の絵目録など、すべてこれを生前に授けたと聴く、故人の孫の柳生兵庫に対し....