奮い起す[語句情報] » 奮い起す

「奮い起す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奮い起すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恩讐の彼方に」より 著者:菊池寛
。が、非業に殪《たお》れた父の無念を思い、中川家再興の重任を考えると、奮然と志を奮い起すのであった。 江戸を立ってからちょうど九年目の春を、彼は福岡の城下に迎....
早すぎる埋葬」より 著者:佐々木直次郎
像に捉えられたのち数分間、私はじっとして動かずにいた。なぜか? 動くだけの勇気を奮い起すことができなかったのだ。私は骨を折って自分の運命をはっきり知ろうとは無理....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
「君の流儀はなっていない流儀だし、いつだってそうだったんだ。君は気力でも意思でも奮い起すってことがない。僕を見たまえ。」 「おやおや、これあたまらん!」とシドニ....