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奮進
「奮進〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
奮進の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「藁草履」より 著者:島崎藤村
ました。馬博士は帽子を掴潰《つかみつぶ》して狂人《きちがい》のように振回す。樺は
奮進の勢に乗って、凄《すさま》じく土塵《つちぼこり》を蹴立てました。それと覚った....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
、学者学びて蘊蓄を深からしむべし。これそもそも世界の冒険家が幾多の蹉跌に屈せず、
奮進する所以なるか。
余のこの地に進入せしは勇敢なる冒険家諸士に倣うて、探検の....
「西航日録」より 著者:井上円了
。かくして一、二時間を経る間に、白雲四方に起こり、獅子のごとき形と勢いとをもって
奮進し、ヒマラヤ連峰はもちろんタイガーヒルまでも、雲煙の中にうずめらるるに至れり....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
た通、敵の右翼は我左翼に
猛烈に衝突して来た。あの狭隘の岩道を
是非取ろうとして
奮進する敵兵に、
身方は一人々々抗抵するに違ない。
ファウスト(左の方を....