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女っ気
「女っ気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女っ気の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
きしだい、また天幕を担《かつ》いで、先へ進むのだから、当人の断った通り、とうてい
女っ気《け》のありようはずはなかった。 「何しろ高さ二丈もある熊笹《くまざさ》を....
「続獄中記」より 著者:大杉栄
ん猛烈なものらしい。 もっとも、これだとて、決して囚人特有の変態性欲ではない。
女っ気のない若い男の寄宿舎なぞにはどこにでもあることだ。現に僕は、陸軍の幼年学校....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て駄目ですよ」 「驚いたね、ああして、男世帯の銀床《ぎんどこ》に無《ね》えものは
女っ気と亭主の片腕だと、町内でこんな評判を立てられているところへ、お前だけが俺に....