女の腐ったよう[語句情報] »
女の腐ったよう
「女の腐ったよう〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女の腐ったようの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虚構の春」より 著者:太宰治
得意先をとられたくないようで、雑用ばかりさせるし、悪口ついでにうんとならべると、
女の腐ったような、本社の御機嫌とりに忙しい、くびの心配ばかりしている。他人の月給....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
免《ゆる》し置けん――とは、思っているが――」
「じゃあ、やっぱし先生も、あんな
女の腐ったような男が、そんなに怖ろしくッてならないのですか?」
お初は、嘲《あ....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
愛すべき動物のようですが、まず一カ月と交際を続けて御覧なさい、以外に意地の悪い、
女の腐ったような奴だということを発見するでしょう。大久保君鹿を目がけてステッキを....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
のよ、それを今になって、とやかく言うなんて、友さんらしくもない、男らしくもない、
女の腐ったようだ」 「こりゃ、手厳《てきび》しい!」 と米友が眼を円くしながら、....
「魔像」より 著者:林不忘
くったまま、身動きもしない。やはり平伏したまんまなのである。 「構うな、構うな。
女の腐ったような御仁《ごじん》じゃわい」猪股小膳《いのまたこぜん》という色の黒い....