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女ぶ
「女ぶ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女ぶの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
学試験がやって来る。入学試験に及第しなかったら、………
「美津がこの頃は、大へん
女ぶりを上げたわね。」
姉の言葉が洋一には、急にはっきり聞えたような気がした。....
「或る女」より 著者:有島武郎
せる。……なんという踏みつけかただ。なんという恥さらしだ。倉地の妻はおおそれた貞
女ぶった顔を震わして、涙を流しながら、「それではお葉さんという方《かた》にお気の....
「雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
て王主人に随いて内へ入った。家の内では王主人の媽媽が入ってくる白娘子のしとやかな
女ぶりに眼を注けていた。白娘子は媽媽におっとりした挨拶をした後で、傍に怒った顔を....
「爛」より 著者:徳田秋声
とがお増の目に際立って見えた。 「お前さん、よっぽど幅がついたよ。」 「めっきり
女ぶりがあがった。」 浅井も気持よげにその顔を眺めた。 「若いものはやっぱり違....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
早く感づいたのは、あのイヤなおばさんという人でした。そこは年功ですから、いやに処
女ぶっている乙女の乳首に眼をつけてしまったんでしょうね、温泉のお湯の中で……です....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
きたいと思います。男の子に正子がない、あり得ないことについて、ね。岡本かの子の巫
女ぶりと正子とは、文学と婦人とのいきさつのピンとキリを示している感です。
明日....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
て王主人に随いて内へ入った。家の内では王主人の媽々が入って来る白娘子のしとやかな
女ぶりに眼を注けていた。白娘子は媽々におっとりした挨拶をした後に、傍に怒った顔を....
「日月様」より 著者:坂口安吾
渡る手なんです。私は、例の男娼じゃアありません。なまじっか、あんなことをしたり、
女ぶろうとするのが、いけませんので、全然そうでないところに、皆さんが面白がって、....