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「女君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

女君の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
連《なかとみのむらじ》等の祖などいった内に天宇受売命《あめのうずめのみこと》は猿女君《さるめのきみ》の祖で伊斯許理度売命《いしこりとめのみこと》は鏡作連《かがみ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
猿同字〉と。誠にさようだがこの誤り『和名抄』に始まらず。『日本紀』既に猿田彦、猿女君《さるめのきみ》など猴と書くべきを猿また※と書いた。『嬉遊笑覧』に言える通り....
明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
んちふくいく》として、花の咲きみちこぼれたる匂いの蕋《しべ》のうちに、麗しきこの女君《めぎみ》は御誕生なされたのである。明治の御代に生れたわたしは、何時もそれを....
ほととぎす」より 著者:堀辰雄
らしった源の宰相|某《なにがし》とか申された殿の御|女《むすめ》の腹に、お美しい女君が一人いらっしゃるそうでございます。その女君なんぞをお引き取りになられては、....
錦木」より 著者:宮本百合子
合から、働くのもつらし、これ幸と一人前の大男が二人までのやっかいもの。 二人の女君は後室の妹君の娘達、二親に分れてからはこの年老いた伯母君を杖より柱よりたよっ....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
児であった。巫女として、呪術をもって、村人の上に臨んでいたのである。が、こうした女君制度は、九州の辺土には限らなかった。卑弥呼と混同せられていた神功皇后も、最高....
大橋須磨子」より 著者:長谷川時雨
たしは、昔物語のなかの、なにがしの御息所《みやすどころ》などいう※《ろう》たげな女君《めぎみ》に思いくらべていたりした。 出世を嬌《たか》ぶらない、下のものに....