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女夜叉
「女夜叉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女夜叉の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
か》い声で、笑った。
「おこったの? じゃ、来ないって言いましょうか。」
「内心
女夜叉《ないしんにょやしゃ》さね。お前は。」
次郎は、顔をしかめながら、足もと....
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
幼子《おさなご》を抱《いだ》いて居《お》るけうとさは、とんと人間の肉を食《は》む
女夜叉《にょやしゃ》のようだとも申しましょうか。とにかく本朝には類《たぐい》のな....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
わなければなりません。 外見《そとみ》は女菩薩《にょぼさつ》、内心《ないしん》
女夜叉《にょやしゃ》に、突如湧いた仏ごころ。 お蓮様には、たった一人の子供があ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
しあげます」
「なんだ」さッとけわしい色が、瞬間越前守忠相の顔を走った。
緑面
女夜叉《りょくめんにょやしゃ》
「なんだ騒々しい! 大作ではないか。なんだ」
....
「甲州鎮撫隊」より 著者:国枝史郎
るため、長州藩が利用している目明の、縄手の嘉十郎は云って、植甚の方へ歩きかけた。
女夜叉の本性 (この男ならやりかねない) こう思ったお力は、嘉十郎の袂を掴んだ....
「多神教」より 著者:泉鏡花
(希有なる顔して)禰宜様や、私らが事をおっしゃるずらか。 禰宜 気もない事、この
女夜叉の悪相じゃ。 般若の面の男 ほう。 道化の面の男 (うそうそと前に出づ)何....