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女宮
「女宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
になって、御出家をあそばされる場合の用意をしておいでになった。皇子は東宮のほかに
女宮様がただけが四人おいでになった。その中で藤壺の女御と以前言われていたのは三代....
「源氏物語」より 著者:紫式部
になる宮のお心は苦しかった。秘密を知ったともお言いにならぬ院でおありになったが、
女宮は御自身で罪人らしく萎縮しておいでになるのも幼稚な御態度である。こんなふうの....
「源氏物語」より 著者:紫式部
、白く清らかな皮膚の色で、以前より少しお痩せになったのがなおさらお美しく見せた。
女宮によく似ておいでになるということから、またおさえている恋しさがわき上がるのを....
「小さな出来事」より 著者:寺田寅彦
るとそれが火星だという事がすぐに判った。星座図を出して来てあたってみるとそれは処
女宮の一等星スピカの少し東に居るという事がわかった。それでその図の上に鉛筆で現在....
「歳時記新註」より 著者:寺田寅彦
わち秋分点は少しずつ西の方へ変って行くという事を発見した。今日では秋分の太陽は処
女宮の西のはずれに近い処まで動いて来た、従ってもとは同名の星座に配してあった十二....
「三国志」より 著者:吉川英治
と、さすがにそこから先の禁門には入れもしなかったし、入れてくれとも頼めなかった。
女宮の深殿に導かれた玄徳は、気も魂もおののいた。 なぜなら閨室の廊欄には燈火を....