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女帝
「女帝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女帝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
かと、思われるのでございます。
歴史上、最も著名な実例の一つは、恐らくカテリナ
女帝に現われたものでございましょう。それからまた、ゲエテに現れた現象も、やはりそ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
わたって記されてあった。それを概述すると、――一八八八年六月十七日払暁五時、波斯
女帝号の甲板から投身した一人の船客があった。そして、たぶん首は、推進機に切断され....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
様は……」 竜之助の思い浮ぶ知識はこれだけのもので、その七代のうちにどのお方が
女帝におわしまし、その御名《ぎょめい》をなんと申し上げたかというところまでは届か....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
て弓を射たときの弓弦の反動を受ける、その時に音がするので多勢のおこすその鞆の音が
女帝の御耳に達したものであろう。「もののふの大臣」は軍を統べる将軍のことで、続紀....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
、民を統べていられた様子は、日本紀を見れば知られることである。万葉人の時代でも、
女帝にはことに、宗教的色彩が濃いようである。喜田博士が発見せられた
女帝を中天皇(....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
ートのようなものでございますよ。猊下様は哲学者のディデロートが、あのエカテリーナ
女帝の御世の大司教プラトンのところへまいった話を御存じでございますか。はいるとい....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
。
一人の百姓が皇子の大青綬章《だいせいじゅしょう》に手をつけた所を見るロシア
女帝の顔も、おそらくそれと等しいありさまを呈するかも知れなかった。
彼女は憤怒....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
うか。天照大神に当る方もこの一族でしょうが、その女の首長は神功皇后にも当り、推古
女帝と持統
女帝とを合せて過去の人物の行動に分ち与えた分身的神話でもあるらしくて、....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
くして国内市場を拡大することによってのみ、達成され得るものである。 ロシアの先
女帝は製造業者及び耕作者を奨励し、そしてそのいずれかに従事する外国人に、一定期間....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
しかしながら、近年多数の貴族が、この国の耕作の進歩に最大の努力を払ったカザリン
女帝の教訓と先例に主として刺戟されて、その所領の改良と人口増加とにより多く留意す....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
殺させて自分が天皇になろうとする、そして却って殺される。そのアベコベに殺したのが
女帝自体だというのもあり、仲哀天皇や天ノワカヒコはその例であるが、前者の方には崇....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
いう、最も大乗《だいじょう》の尊さを説いたもので、わが聖徳太子も、推古《すいこ》
女帝に講したまいし御経《おんきょう》ときいたが、君とは、父法主《ほっす》でも、兄....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
紀にわたってスタンコウィッチ家が統治していますが、この家にはいつも男児がないので
女帝が登位して、しかるべき家系から女婿を迎えることになっています。ところで、一九....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
り、耕作者の平和的な労働は彼らの掠奪侵入によって絶えず妨害されている。ロシアの先
女帝カザリンは、ヴォルガ河附近の地方に建設した植民地を正規の要塞で保護しなければ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
、後宮の女房の間にもなかったとはいえぬ。『万葉集』には志斐嫗というのが戯言で持統
女帝の御相手を申しあげているが、そうした役の女房が後宮にも必要であった。皇后や中....