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女房車
「女房車〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
だけが従って行くのである。守り刀、天児《あまがつ》などを持って少将は車に乗った。
女房車に若い女房や童女などをおおぜい乗せて見送りに出した。源氏は道々も明石の心を....
「三国志」より 著者:吉川英治
に従うのはまた、妻の道であると、機嫌よく夫婦を出してやった。 宮門を出るには、
女房車の備えがある。夫人はそれに乗った。玄徳は美しい鞍をおいた駒にまたがる。 ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
しげな眼で見送った。 女車は女車でも、華麗なみ妃車とも見えない。窶れたるただの
女房車なのだ。 しかし、車の下簾の裾からは、何さま、み妃ならではと思われるよう....