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女松
「女松〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女松の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千鳥」より 著者:鈴木三重吉
はらと散る。庭は一面に裏枯れた芝生である。離れの中二階の横に松が一叢生えている。
女松の大きいのが二本ある。その中に小さな水の溜りがある。すべてこの宅地を開く時に....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
れた。この年二十三歳であった。 十月十五日に保は旧幕臣静岡県士族|佐野常三郎の
女松を娶った。戸籍名は一である。保は三十歳、松は明治二年正月十六日|生であるから....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
にいたしましょう。 梅の精の次ぎに私が目をとめたのは、松の精で、男松は男の姿、
女松は女の姿、どちらも中年者でございました。梅の精よりかも遥かに威厳があり、何所....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
押されて川口までは櫓櫂なしだが、難波橋をくぐり堂島川を下って、いよいよ阿州屋敷の
女松男松、水見|櫓の赤い灯、お船蔵の石垣などが右岸に見えだしてきたころも、果たし....