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「女歌舞伎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

女歌舞伎の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
家職まで怠らず、万事融通のためなり」 元文元年の正月であった。 宗春は城内へ女歌舞伎を呼んだ。 二十人余りの女役者の中で、一際目立つ美人があった。高烏帽子....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
である。 小屋掛けではあるが大変な人気の、両国広小路にこの頃出来た、吉沢一座の女歌舞伎、その座頭の扇女なのであった。年は二十二三らしい。 明るく燈火が燈もっ....
巷説享保図絵」より 著者:林不忘
》で磯五と立ち話しているところを、お高が、板囲いのあいだから隙見したことのある、女歌舞伎の太夫上がりのような、大柄な美しい女であった。磯五の妹に化けることを、お....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
りいだ》しぬ。暫《しばら》く事を歴史に徴するに、わが劇場の濫觴《らんしょう》たる女歌舞伎《おんなかぶき》の舞踊は風俗を乱すの故《ゆえ》を以《もっ》て寛永《かんえ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
出雲巫子の阿国の踊りは、近ごろ、町のうわさを風靡していた。 それを真似て、女歌舞伎というものの、模倣者が、四条の河原に、何軒も掛床をならべ、華奢風流を争っ....