女流文学[語句情報] »
女流文学
「女流文学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女流文学の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渾沌未分」より 著者:岡本かの子
って、小初は「海豚の歓び」を歓び始める。小初の女学校時代からのたった一人の親友、
女流文学者豊村女史にある時、小初は水中の世界の荒唐無稽な歓びを、切れ切れの体験的....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
全員の勢ぞろいとも云うべき盛観であったろうと思う。 青鞜社概則第一条に「本社は
女流文学の発達を計り、各自天賦の特性を発揮せしめ他日女流の天才を生まむことを目的....
「婦人の創造力」より 著者:宮本百合子
ったのか本当の名前は分っていません。紫式部というのは、女官としての宮廷の名です。
女流文学の隆盛期と云われた王朝時代、一般の婦人の社会的な地位は、不安で低いもので....
「婦人の生活と文学」より 著者:宮本百合子
そのせいである。 すべての婦人が、きびしい現実を生きとおして来た今、これまでの
女流文学的空気は、美しさの魅力もないし、人間真実に訴える力ももっていない。今日か....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
いたくも思っている人だった。 少年は途中で、Emerson の家近く棲んでいる
女流文学者の Louise Alcott を訪ねて、あたたかい煖炉の傍で、いろん....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
くものとしてオミットになることをおそれたらしい様子で、円地文子その他を動して日本
女流文学者会というのをつくり(今活動しているようないろんな文筆家みんな入れ、山川....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いた以上に面白いらしく考えられます。この時代のずっと末になると藤原氏の力も衰え、
女流文学もしたがって衰えて、たまに書いている人は、作品も貧弱だし、書くと云うこと....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
あきらめて店を出て、其でも二十三日だからと、江戸時代の文化を書物から見た研究や、
女流文学の古典のありふれた資料ですが二三冊買ってかえりました。ああ、こうかいてい....
「日記」より 著者:宮本百合子
級なものだ、それを称揚した男も。あわれ。 第三木曜会での仕事とし、自分は世界の
女流文学(小説家)を研究することにきめた。日本でもそう云うものはない。必要だ。 ....