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女犯
「女犯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女犯の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ひのき稲荷《いなり》のご存じより」 見ると、中には以上のごとくに、許しがたき
女犯にまで立ち及んだ痴文がしたためられてあったものでしたから、なんじょう右門のの....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
れは子分どもに云いつけて、その坊主の行状を探らせたが、円養は大酒呑みでこそあれ、
女犯《にょぼん》の関係はないらしいとのことであった。女の幽霊の正体は容易に判らな....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
れた時には、さすがの覚光も顔の色を変えて驚いたが、迂濶に善昌を突き出すと、自分の
女犯その他の不行跡が残らず露顕する虞れがあるので、迷惑ながらともかくも隠まうこと....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は奉納の兜に眼を着けたのである。 彼も別に悪僧というのでは無かったが、いわゆる
女犯の破戒僧で、長袖の医者に化けて品川通いに現をぬかしていた。誰も考えることであ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
も余り詳しい註釈を加えるのを憚っているらしかったが、それから半年の後にその住職は
女犯の罪で寺社方の手に捕われたのを聴いて、お道は又ぞっとした。彼女は危い断崖の上....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
、女である事を看破られましたが運のつき、――その場に愛しい念日様をくくしあげて、
女犯の罪を犯した法敵じゃ、大罪人じゃと、むごい御折檻をなさいますばかりか、そう言....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
で、南へ駆ける闇太郎の、目あてとするのは、これから五、六町行ったあたりに、住持が
女犯《にょぼん》でさらし物になってから、住むものもなく大破した、泰仁寺《たいにん....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
ぜ、お前知らねえのか、藤屋の亭主は留守で和尚は毎晩しけ込んで居る、一箇寺の住職が
女犯じゃア遠島になる、己ア二度見たぜ」 眞「じゃア藤屋の女房と悪い事やって居るか....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
燃えさかるまま、終いには毒食わば皿までもと住職の眼を掠めては己が部屋へ引き入れ、
女犯《にょぼん》地獄の恐しい快楽《けらく》に、この頃の夜の短かくなりかけるのをう....
「法然行伝」より 著者:中里介山
答をしてその義と自分の考えとを記して法然の処へ問うて来た。その中に、 「念仏者は
女犯《にょぼん》はばかるべからずと申す者もあるが、善導は眼をあげて女人を見るべか....
「親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
の夢告の一|偈を見たというのです。そのなかに、サアむずかしいなあ、行者宿報、なに
女犯でしたかな、一字忘れちゃった。そうそうありがとうございました。行者宿報設
女犯....