女絵[語句情報] »
女絵
「女絵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女絵の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
分の鑑定通り、万次郎と大津屋とはぐるだろうと思いますね。それから大津屋へ出入りの
女絵かきは、孤芳という号を付けている女で、年は二十三四、容貌もまんざらで無く、ま....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
弾《はじ》きにかかった類話もある(『古今著聞集』一六。『淵鑑類函』三二七)。拙い
女絵を見てさえ叛反する人間はもとより、動物を画の審査官にするも当らない事多かろう....
「ほととぎす」より 著者:堀辰雄
訪ねてゆくと、別に何の用事もなかったらしく、ただ頭の君に人懐しそうにもてなされ、
女絵など一しょに見ながら常談を言い合って、夜遅く再び雨に濡れて帰って来た。 撫....
「清修館挿話」より 著者:林芙美子
て燈火のつき始めた、軒下の名札掛を眼を寄せて覗いて見ますと「小松百合子」と云つた
女絵描きさんのところが、とうに空つぽになつていて、あとは一人も不足した下宿人なぞ....
「雷同性に富む現代女流画家」より 著者:上村松園
にも厳然と相|容れざる特異な相が現われていなければなりません。いったい現代では「
女絵かき」が一種の流行になっているのではないかと思われます。みんなで成り上ってし....