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女陰
「女陰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
女陰の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
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ボオドレエルは白痴になった後《のち》、彼の人生観をたった一語に、――
女陰の一語に表白した。しかし彼自身を語るものは必ずしもこう言ったことではない。む....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
あらわ》せばたちまち眼を低うして去るとある。これは邪視《イヴル・アイ》を避くるに
女陰を以てすると同一の迷信から出たらしい。邪視の詳しき事は、『東京人類学会雑誌』....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
って来おったのう。アハハハ……。膝枕五千石という奴じゃ。後学のためにようみい。男
女陰陽の道にもとづいてたわむれするはこうするものぞよ。どうじゃ、妬き加減は? ア....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
生じたと伝え、〈夜半人なく白波|起《た》つ、一目赤竜出で入る時〉など言い竜蛇を男
女陰相に比べて崇拝した宗義など、読者をぞっとさせる底の珍譚山のごとく、上は王侯よ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《つ》かば治るという。『郷土研究』二巻三六八頁にも、門司でオコゼに刺された処へ、
女陰の毛三筋当て置けば、神効ありと出《い》づ。ある人いわく、ウグもオコゼも人を刺....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
して見せるといきり切っていたがどうなったか知らぬが、この古伝に由ってわが上古また
女陰と死の間に密接せる関係ありてふ想像が行われたと判るが学問上の一徳じゃ。末広一....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
く新撰字鏡に※音開、山女也、阿介比とあり、蔔子(あけび)の実の熟してあけたる形、
女陰にいとよく似たり。故に従艸従開て製れる古人の会意の字也、開は
女陰の名にて和名....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
とたんにサッと擦れちがった彼方の船の客の言い草がいい。 「オイ見ねぇ。ヨニ(
女陰《ちょいん》)が声色をつかってやがらあ」 まさかヨニとは言わなかったろうが....
「性に関するアイヌの習俗」より 著者:河野広道
がら、おとなしく償を出したのである。 勝知文の東夷周覧(享和元年)にはメノコの
女陰を見た和人が償をとられそうになってやっと助かった話を次のように記述している。....