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好き心
「好き心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
好き心の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪の宿り」より 著者:神西清
母親にたずねてみますれば色々その間のいきさつも分明いたしましょうが、そのような物
好き心が何の役にたちましょう。ただ、武衛家の御家督に立たれました頃おい、太閤様に....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
は窟の中の淵ともいうべきものなるが、暗くしてその深さを知るに由なく、さし覗くだに
好き心地せず。蓮花幔とて婦燭を岩の彼方にさしつくれば、火の光朧気に透きて見ゆるま....
「良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
出来た草書ではあろうが、著しい天才が生んだ自然的な美しい素直な草書ではない。同じ
好き心から生れ出た書であるとしても、良寛様のそれは元来が超俗非凡な天才的霊腕の仕....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、ずいぶん町の者は見ているそうで」 「ばかな、そんな悪戯かよ。たしかに道誉とて、
好き心もないではないが、元々は純な同情だった。けれど訪ねて、泣かれたのがいけなか....