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好色物
「好色物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
好色物の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
ある。私はこの武家義理、それから、永代蔵、諸国噺、胸算用などが好きである。所謂、
好色物は、好きでない。そんなにいいものだとも思えない。着想が陳腐だとさえ思われる....
「西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
国の積雪の深さが一丈三尺、稀有の降雹の一粒の目方が八匁五分六厘と数字が出ている。
好色物における当時の性的生活の記録については云うも管であろう。 実証的な西鶴の....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
、まず肉体のデッサンがはじまる。しかし、現在書かれている肉体描写の文学は、西鶴の
好色物が武家、僧侶、貴族階級の中世思想に反抗して興った新しい町人階級の人間讃歌で....