好配[語句情報] » 好配

「好配〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

好配の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
競馬」より 著者:織田作之助
笑《ちょうしょう》するように、やはり単で来て、本命のくせに人気が割れたのか意外な好配当をつけたりする。寺田ははじめのうち有頂天《うちょうてん》になって、来た、来....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
esberg)と結婚して、一家をなすこととなったが、前にも一言した如く、氏がこの好配偶を得たのは、実に国際法の起源史に重大なる関係を有する事になったのである。 ....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
隠居しようとしたのである。 壻に擬せられている番頭某と五百となら、旁から見ても好配偶である。五百は二十九歳であるが、打見には二十四、五にしか見えなかった。それ....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
養をそなえることの出来たのは、結局上流の子女たちばかりであった。従ってふさわしい好配偶というめやすも、浪子の言葉がおのずから限定しているとおり、何かの意味で社会....
源氏物語」より 著者:紫式部
宿命というものも必ずしも完全なものではなかった。幾人かの妻妾の中でも最も尊貴で、好配偶者たるべき人はすでに尼になっておいでになるではないかとお思いになると、今も....
源氏物語」より 著者:紫式部
帝はお思い続けになって、ともかくも自分の位にいるうちに婿をきめておきたい、だれが好配偶者とするに足る人物であろうとお思いになると、その女三の宮の御子の源中納言以....
明暗」より 著者:岡本かの子
この青年紳士は、目的あって、せっせと智子と交際し出した。そして誰が見ても、二人は好配偶だった。殆ど同時に仲人を介して結婚を申し込んでいる智子の家と同じ地主仲間の....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
う。玉の露も鏤む。 いずれも打出しもので、中はつぎのないくりぬきを、表の金質に好配して、黄金また銀の薄金を覆輪に取って、しっくりと張るのだが、朱肉入、驕った印....