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如何なれば
「如何なれば〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
如何なればの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
浮世に艱難の有る事を知らず、芝居や夜会や衣服や飾物に夢中と為って騒いで居るのに、
如何なれば此の秀子は牢にも入り死人とも為り、聞くも恐ろしい様な境涯にのみ入るので....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
まだしも、菊の花、薄荷の花の眼も及ばぬまで濃きを浮き彫にして香う計り、そも此人は
如何なればかゝる細工をする者ぞと思うに連れて瞳は通い、竊に様子を伺えば、色黒から....
「「或る女」についてのノート」より 著者:宮本百合子
余の感情をいつはり記すこと能はず。故に余敢ていつはらずして此事を記しぬ。嗚呼。神
如何なれば人の子を試み給ふや。
如何なれば血熱し易き余を捕へ給ひて苦き盃を与へ給ひ....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
と始めて夢の覚めたる如く心付きまして、段々|前々の悪事を思えば思う程、吾身ながら
如何なればこそ斯かる非道の行いを致したか、かゝる非道の夫を仇とも心得ず、お蘭が自....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
文「あゝ天|何故に我を斯くまで懲らしめ給うか、身に悪事をなしたる覚えなきに、
如何なれば斯く我を苦しめ給うぞ、世にある時は人を助け、人のために人を懲しもし、ま....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
ある。重い患者を病院に入院させて、それを学問の規則に従って治療することは出来ぬ。
如何なれば規則はあっても、ここに学問は無いのである。哲学を捨てしまって、他の医師....