如何な事[語句情報] » 如何な事

「如何な事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

如何な事の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ら、早速穿いて往ったが、十日たゝぬ内に最早跣足で来た。 江戸の者らしい。何時、如何な事情の下に乞食になったか、余程話を引出そうとしても、中々其手に乗らぬ。唯床....
四日間」より 著者:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ
にもされよう……それしきは未な事、こういう事にかけては頗る思付の好い渠奴等の事、如何な事をするか知たものでない。渠奴等の手に掛って弄殺しにされようより、此処でこ....
平凡」より 著者:二葉亭四迷
納めてある筈、僅ばかりでも折々の附け届も怠らなかった積《つもり》だのに、是はまた如何な事! 何時《いつ》掃除した事やら、台石は一杯に青苔《あおごけ》が蒸して石塔....
二面の箏」より 著者:鈴木鼓村
た葬式|一切の費用に関しても、最早自分の衣類道具も片なくなっている際でもあるし、如何な事をするかも知れない、が妾は死しての後はあの安らかな世に行く様せめては一本....
死体室」より 著者:岩村透
立つ様な恐ろしい事が、度々ありました」というので、弟は膝を進めて、「一躰、それは如何な事だった」と強いて訊ねたので、遂に小使が談したそうだが、それはこうであった....