如意宝珠[語句情報] » 如意宝珠

「如意宝珠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

如意宝珠の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
蔵様の木像、どこから持って来たか、大分に剥《は》げて、錫杖《しゃくじょう》の先や如意宝珠《にょいほうじゅ》なども少々欠けておりますが、それを馬の背の真中へキチン....
十二支考」より 著者:南方熊楠
われら降参して年貢を払わにゃならぬ」と言った。これ誠に名言で、内典にも大施太子、如意宝珠を竜宮に得、海を渡って少眠《まどろ》む内、諸竜にその珠を盗まれしが、眼覚....
桃太郎」より 著者:楠山正雄
。 鬼の大将は約束のとおり、お城から、かくれみのに、かくれ笠、うちでの小づちに如意宝珠、そのほかさんごだの、たいまいだの、るりだの、世界でいちばん貴い宝物を山....
非情の愛」より 著者:豊島与志雄
。それは竹で拵えたもので、先端の雲形の代りに、小さな宝珠の群彫があった。恐らくは如意宝珠を意味したものであろうか。柄は短く、一尺ほどで、文字が彫りつけてあった。....