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「妄評〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

妄評の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田山花袋君に答う」より 著者:夏目漱石
拝見してちょっと弁解する必要が生じたついでに、端《はし》なく独歩花袋両君の作物に妄評《もうひょう》を加えたのは恐縮である。 小生は日本の文芸雑誌をことごとく通....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
めいせき》で冷やかでよく通る声だった。) 「諸君、楽匠ブラームスにたいしてあえて妄評《もうひょう》を加えた人を、一度御覧に入れたい希望がありませんでしたら、私は....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
さんだった。その空虚、無為、精神的無力、神経衰弱、理由も目的もなくただ空費される妄評《もうひょう》、などに彼はもう堪えることができなかった。芸術のための芸術の、....
理想の女」より 著者:坂口安吾
ある婦人が私に言つた。私が情痴作家などゝ言はれることは、私が小説の中で作者の理想の女を書きさへすれば忽ち消える妄評だといふことを。まことに尤もなことだ。昔から傑作の多くは理想の女を書いてゐる....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
我が圓朝のみを責むるははなはだ当っていないかもしれない。 三遊亭圓朝無舌居士、妄評多罪、乞諒焉。 ――終....
読倫理教科書」より 著者:福沢諭吉
』の草案、閲見《えっけん》、少々意見も有之《これあり》、別紙に認《したため》候。妄評御海恕|被下度《くだされたく》、此段、得貴意《きいをえ》候也。 ....