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「妓生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

妓生の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
金将軍」より 著者:芥川竜之介
」 倭将の一人――小西行長はずっと平壌《へいじょう》の大同館《だいどうかん》に妓生《ぎせい》桂月香《けいげつこう》を寵愛《ちょうあい》していた。桂月香は八千の....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
て、しかもうしろにはひとりの連れがありました。連れというのはなにをかくそう朝鮮の妓生《キーサン》で、実はその出し物が当日の呼び物になったというのも、その妓生が現....
旅愁」より 著者:横光利一
他の事に反らしたくてそんなに云った後から、都合好く、平壌で不時着したときに会った妓生の話を思い出したのでそれを聞かせた。またその妓生が彼に洩した話は疲れて平壌へ....
淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
へ参拝し、それから夜、京城日報主催朝鮮将棋大会木村名人歓迎会というのに臨んだが、妓生さんを見られると思ったところ、内地から行った芸妓ばかり酌に出た。それはどちら....
声と食物」より 著者:宮城道雄
また食物などによって、その国々の声が違うように思う。その訳は、私は長く朝鮮にいて妓生《きいさん》の声が非常にいい声だと思って聞いていたが、それは内地流にいえば、....