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妖婉
「妖婉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
妖婉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
えて天上から送られた王女であるとまで自分に対する矜誇《ほこり》に満ちていた、あの
妖婉《ようえん》な女性はまごうかたなく自分なのだろうか。絵島丸の中で味わい尽くし....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
の化粧もろくろくしていないが、泣きはらした美しい眼が、彼女に更に一層のいたましい
妖婉さを与えている。
悲劇を繞る人々
1
「とんだ事でし....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
きた。近頃ラジオ研究の俳優グループに名をみいだした守登喜子君も、当時はいまだ若く
妖婉で、「かんかん虫は歌う」(吉川英治原作映画主題歌)をレコードで踊ったりして、....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
チベット語の経文から訳してその事を申して見ましょう。
優し美しいとおしの、姿や
妖婉の女郎花、香ばしき口に妙の歌、いとも嬉しき愛の主、住むふるさとの極楽に、まさ....