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「妙光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

妙光の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
議があるかよ。しかも、そのお寺までちゃんともう眼がついてるんだ。永住町なら町人は妙光寺、お武家二本差しなら大園寺と、受け寺がちゃんと決まっているよ。おいらの知恵....
十二支考」より 著者:南方熊楠
婬乱者が竜と化《な》った物語は、『毘奈耶雑事』と『戒因縁経』に出で、話の本人を妙光女とも善光女とも訳し居るが、概要はこうだ。室羅伐《スラヴァスチ》城の大長者の....
天馬」より 著者:金史良
女が洗いざらしの藷《いも》のようにごろごろしているのに、自分は二日もすれば薄暗い妙光寺の中で寝起きせねばならないのか。玄竜はそこで二本目の煙草を取り出して火を附....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
バと倒れて、畳に伏し、手を合せて、恐怖のために身もだえて、祈りはじめた。 「マニ妙光。マニ妙光。マニ妙光」 頭の上に手をすり合わせる。怖れおののいて、声がワナ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
は取調べを受けましてチスガリーという峰の頂上に上りましたが、ここから始めて白雪の妙光|皚々たるヒマラヤの大山脈が見えます。これはダージリンあるいはタイガヒルなど....
私本太平記」より 著者:吉川英治
して、 「玄尊、大衆へ物申せ」 と、かたわらの者へすぐ命じる。 起ったのは、妙光坊の阿闍梨玄尊だった。「はっ」と答えて、前へすすみ出で、両親王の床几へ、 「....