妙国寺[語句情報] » 妙国寺

「妙国寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

妙国寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
報恩記」より 著者:芥川竜之介
嘩に、甲比丹《カピタン》「まるどなど」を救った虚無僧《こむそう》、堺《さかい》の妙国寺《みょうこくじ》門前に、南蛮《なんばん》の薬を売っていた商人、……そう云う....
中味と形式」より 著者:夏目漱石
ましょう。今考えるとほとんどその時に見た堺の記憶と云うものはありませんが、何でも妙国寺と云うお寺へ行って蘇鉄《そてつ》を探したように覚えております。それからその....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
すでに三十人に及んでいるとの言い分である。 「申し上げます。明後二十三日には堺の妙国寺で、土佐の暴動人に切腹を言い付けるそうでございます。つきましては、フランス....
堺事件」より 著者:森鴎外
駕籠に駆け寄って、警固の兵卒に叱られるものもある。 切腹の場所と定められたのは妙国寺である。山門には菊御紋の幕を張り、寺内には総て細川、浅野両家の紋を染めた幕....
」より 著者:岡本綺堂
兜が口をきいて、おれを邦原家の避難先へ連れて行けと言ったわけでもあるまい。蘇鉄が妙国寺へ行こうといい、安宅丸が伊豆へ行こうといった昔話を、今さら引合いに出すわけ....