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妙高
「妙高〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
妙高の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
海山(二千百五十七米突) 十月 二日 戸隠山(二千四百二十五米突) 十月 九日
妙高山(二千四百五十四米突)十月 九日 黒姫山(一千九百八十二米突) 同上
八....
「雪の白峰」より 著者:小島烏水
同じく雪に輪廓を取られた岩が、そういう形に見えるのである。殊に越後には最も多い、
妙高山の「農牛」は、甲斐鳳凰山(実は地蔵岳の方にあるので、牛は首を北に向け、尾の....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、頼みに思う空軍は全く役に立たず、そうかと云って、無理に進むと、それ、あの金剛や
妙高のように、機雷をグワーンと喰わなきゃならんで、今のところ低気圧の散るのを待た....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
あるいは水中にあって依止を作《な》し、あるいはまた常に空裏を行き、あるいはつねに
妙高に依って住むあり(
妙高は須弥山《しゅみせん》の事)、一首竜王を我慈念す、およ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
しまれている東南部、針木、夜立、鹿島槍、大黒の山々、峠でさえも、東北の方、戸隠、
妙高、黒姫等の諸山までも、おのおのその個性を備えて、呼べば答えんばかりにではない....
「晩夏」より 著者:堀辰雄
て見た。地図と見くらべながら、右手のが斑尾《まだらお》山、それからずっと左手のが
妙高山、黒姫山、というのだけが分かった。それからいま此処からは見えないが、戸隠山....
「人間繁栄」より 著者:豊島与志雄
した。川下《かわしも》の彼方に遠く北信の平野が見渡され、更にその向うには、戸隠や
妙高などの奇峰が聳えていた。 「山だの川だの平野だの、皺だらけのところを見ると、....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
には拙老、頼みがある。おぬしを見込んで申すのじゃ」 「何んなりとも承りましょう、
妙高山の硫黄の沸える中へでも、地震の滝壺の渦巻く底へでも、飛込めとならきっと飛び....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
旭山の向うから、第二艦隊の『愛宕《あたご》』『高雄《たかお》』『那智《なち》』『
妙高《みょうこう》』が出て来る。はるか遠くを水雷戦隊が進んで行く。 どこにかく....
「平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
望することが出来ないし、それが原因で世人に知られていないのである、また蓮華群峰や
妙高山や日光|白根、男体山、赤城山、浅間山、富士山からも見えるには、見えているは....
「西航日録」より 著者:井上円了
す 死を覚悟の上で奔亡して国家の危難を救おうとし、わが経験した一生のことをもって
妙高の地に入らんとする。いずくにか空谷に鸞鳥のうそぶくを聞かん。人事と天命とを尽....
「山の人生」より 著者:柳田国男
ある。それを自分たちが始めて引き比べて見る処に、学問上の価値が存するのである。「
妙高山・焼山・黒姫山皆高嶺にて、信州の飯綱・戸隠、越中の立山まで、万山重なりて其....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
谷川富士の上には苗場山が特有な長い平な頂上を横たえ、其右の方茂倉岳の上には、遠い
妙高火山群の雪が望まれ、仙ノ倉山の南で佐武流山の北にある二千五十一米の峰を超えて....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
る日本海が晴れた穏かな暁の色を浮べているのを見て、斯う思った。 振り反えると、
妙高続き火打焼山に至る連嶺には、早や旭の光が薔薇色に燃えて、赭色の山膚に鏤められ....