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姉さん女房
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
えになお、二条家の美姫栄子を女御に入れたのもごく近ごろのことである。いわゆる“お
姉さん女房”の准后三位ノ廉子も、みかどのこの病だけには、灸を持ちだすこともできず....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ようで、いつも一種のきびしさに打たれる。 後醍醐にたいしてはずいぶん俗にいう“
姉さん女房”であった廉子も、親房へは、かりそめにも異議はおろか戯れ一ついえなかっ....
「正倉院展を観る」より 著者:吉川英治
るが鎌倉の尼将軍政子とどこか似通っている。博物館の堀江知彦氏がなにかで『いわゆる
姉さん女房の型か』といっていた比喩はおもしろい。ゆらい日本の女性は、ひとえに内向....