姉川[語句情報] » 姉川

「姉川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

姉川の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
姉川合戦」より 著者:菊池寛
原因 元亀元年六月二十八日、織田信長が徳川家康の助力を得て、江北姉川に於て越前の朝倉義景、江北の浅井長政の連合軍を撃破した。これが、姉川の合戦で....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
、小谷の城主浅井長政に嫁し、二男三女を挙げたが、後、織田対朝倉浅井の争いとなり、姉川に一敗した長政が、小谷城の露と消えた時、諭されて、兄信長の手に引取られた事が....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
直だというのは何うだ」 五「へえー、変なお洒落で、それは何う云う訳なんで」 岩「姉川の合戦、本多が出たというのだ」 五「それは余りお固いお洒落でげすな、私が洒落....
少年探偵長」より 著者:海野十三
敷きぐらいの板の間があり、そこに破れむしろが敷いてあった。そこがこのひげ面男――姉川五郎の寝室であった。 彼は、むしろの上にごろんと寝ると、隅っこのところへ手....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
下に一つの立札があって、これに筆太く記された字面《じづら》を読んでみると、 「姉川古戦場」 ははあ、なるほど、この川が昔の合戦で有名な姉川か。 更にその....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
添えを喰ったために、米友の連れて来た馬が逸走して、それを米友が追いかけて、ついに姉川の古戦場の川原まで行ってしまったことがある。その川原の真中まで馬を追い込んで....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
この人は戦をしかける人ではない、むしろ緩和に当ることを得意とする人であることは、姉川の時の水合戦の裁きぶりでもよくわかっている。 五十名の胆吹王国の総動員をし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
へかけて屋の棟が林の中に幾つか点々として見える。そのつづき、弥高《いやたか》から姉川《あねがわ》の方へ流れる尾根を後ろにして宏大な屋敷あと、城跡と言った方がよい....
人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
も天明のころ、その二つを合したような、事蹟が残されているのだ。 それが紀州公|姉川探鯨だったのである。 正史においてすら、仄かではあるけれど、西班牙との密貿....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
、不思議に、お十夜だけが知っていた。 で、少し得意に、 「あれか、ありゃ大阪の姉川新四郎よ」 「自来也ですね」 「新四郎の自来也ときては、もう古いものだ。今頃....
黒田如水」より 著者:吉川英治
にも仕事小屋の中にも、殺気立っているのである。 そして口癖にいうことには、 「姉川だって、長篠だって、こっちの大勝ちはあたりめえなことさ。おれたちの御大将はべ....