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委任統治
「委任統治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
委任統治の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
人に売ってしまうんです。」 「どの辺まで出かけるんですの?」 「随分行きますね。
委任統治のテニヤン、ヤップ、パラオ、サイパンはもちろん、時々は赤道直下のオーシャ....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
経験は一つもしていない。折を見て、連合国側にちょいと参加して、南洋の旧ドイツ領の
委任統治地を稼いだし、青島に日本名で町名をつけることに成功したりした。人民の生命....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
に弁解している(『全日本国民に告ぐ』)。なぜなら、満州は日本の生命線だの、南洋の
委任統治諸島は日本の「海の生命線」だのという、甚だ「唯物論」的な宣伝が一頃〔軍部....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
、いろいろな考えがそこに出てくるわけであります。その国際連盟というものは張学良の
委任統治にしたほうが穏やかであろうという。この世の中で隣同士の人が喧嘩をしたとき....
「環礁」より 著者:中島敦
伝え得ないことが自ら腹立たしく思われるであろうからでもある。 ヘルメット帽は、
委任統治領では官吏だけのかぶるものになっているらしい。不思議に会社関係の人はこれ....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
。 「それが、東経百六十度南緯二度半、ビスマルク諸島の東端から千キロ足らず。わが
委任統治領のグリニッチ島からは、東南へ八百キロくらいのところだ。つまり、わが南洋....