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姚
「姚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
姚の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
りて、毒《あしきもの》を与えて殺す」と〉。似た譚が支那にもある。いわく、〈会稽余
姚《かいけいよよう》の人|銭祐《せんゆう》、夜屋後に出で、虎の取るところと為《な....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、浩|以為《おもえ》らくまさに隣国|嬪※《ひんしょう》を貢する者あるべし、明年|
姚興《ようこう》果して来り女を献ず〉すなわち白兎は色皙の別嬪が来る瑞兆《しるし》....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ると伝えられている。 琵琶鬼 呉の赤烏三年、句章の農夫|楊度という者が余
姚というところまで出てゆくと、途中で日が暮れた。 ひとりの少年が琵琶をかかえて....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
さに尽きんとするので、妖怪が姿を現わすようになったのかとも思われる。 牛寃
姚安公が刑部に勤めている時、徳勝門外に七人組の強盗があって、その五人は逮捕された....
「竇氏」より 著者:田中貢太郎
いといって使いを帰してきた。南の家ではまた怪しい死体の処置に困った。 その時|
姚という孝廉があって、その女が歿くなって葬式をしたところで、一晩おいて盗賊の為に....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
ることは出来なかった。そのうち支那公使館にいた楊守敬がその写本を手に入れ、それを
姚子梁が公使|徐承祖に見せたので、徐承祖が序文を書いて刊行させることになった。そ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
つか鎮まって、舟は安らかに目的地の岸へ着きました。 海人 東州、静海軍の
姚氏がその部下と共に、海の魚を捕って年々の貢物にしていました。 ある時、日もや....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
なないで、無事に天寿を保った。この渡しは今でも温州の瑞安にある。 女の知恵
姚忠粛は元の至元二十年に遼東の按察使となった。 その当時、武平県の農民|劉義と....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ある事は後文に述べるとして、ここには少々馬を凡人以上に尊重した例を挙げんに、宋の
姚興その馬を青獅子と名づけ、時に同飲してわれ汝と同力報国せんと語る。後《のち》金....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
はならないが、伯雨はその心持を汲みとって自分の作画に名づけたものだった。後に明の
姚雲東がその蔬菜の画を手に入れて、ひどく感心したあまりに、自分でも屋敷のまわりに....
「越後の闘牛」より 著者:佐藤垢石
かり。 馬琴は、そのときの状景を――曳とかけたるちから声と共に、烈しき手練の剽
姚。左に推させ、耶と右へ、捻ぢ回したる打擂の本手に、さしも悍たる須本太牛は、鈍や....
「三国志」より 著者:吉川英治
に見えた。 一座やや白けたかと見えた時である。突として立った者がある。会稽郡余
姚の人、虞翻、字は仲翔であった。 「率直にお訊ねするの不遜をおゆるしありたい。い....
「三国志」より 著者:吉川英治
ば、弓を張り、矢をつがえるにも及びません」 と、豪語した。誰かと見れば、会稽余
姚の人|虞翻である。孫権は、莞爾と見て、 「虞翻、いかなる計やある。遠慮なくいえ....