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「姫路城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

姫路城の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天守物語」より 著者:泉鏡花
、亀姫。(二十ばかり)姫川図書之助。(わかき鷹匠)小田原修理。山隅九平。(ともに姫路城主武田播磨守家臣)十文字ヶ原、朱の盤坊。茅野ヶ原の舌長姥。(ともに亀姫の眷....
小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
小刑部明神は女神にあらずと云っている。播磨名所巡覧図会には「正一位小刑部大明神は姫路城内の本丸に鎮座、祭神二座、深秘の神とす。」とある。それらの考証は藤沢衛彦氏....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
な。しかし、悔やむな、敵はとってやる」 「あなた様は?」 「それがしは、戦の後、姫路城の抑えに参った徳川方の者だが、主命をおびて、播州|境に木戸を設け往来人を検....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ないが―― そういう心当りは、彼女には今の所まるでないのである。ただ漠然と――姫路城下の花田橋の袂からあのまま数年の月日を――旅から旅へ、的なく、彷徨って来た....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
や徳川系の諸侯を見わたしても極めて少ないのではあるまいか。 かつて。 それは姫路城の天主の一室へ、武蔵が、沢庵のために、三年のあいだ幽閉されて、陽の目もみず....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
易いが、この城太郎も、今では浪々の青木丹左が子ではない。父の丹左も、ようやく元の姫路城へ、帰参かなって、この春からは、以前のとおり池田家の藩士。……またぞろ、父....
大谷刑部」より 著者:吉川英治
十六歳からの知己なので、豊後の片田舎に郷士の子としていた自分の才を認めて、その頃姫路城にいた羽柴秀吉に話し、初めて、秀吉という人物と自分との機縁を結んでくれたの....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
ではないか。 ――それが今では、羽柴筑前守の、秀吉のと。長浜の城主から、また、姫路城へおさまって。とか。 ――運の強い猿ではある。いかに才長けた、戦上手の男....
黒田如水」より 著者:吉川英治
阜へ行くべく上方へ出るには、姫路を経るのは順路であるが、道のついでに、彼は生家の姫路城へ立ち寄って、母はもう世に亡いひとだが、老父の宗円にもいとまを告げ、またま....