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娑婆っ気
「娑婆っ気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
娑婆っ気の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中消息」より 著者:大杉栄
なってからは、もう社や家がどうなっているのか、まるで見当がつかなくなった。そして
娑婆っ気が抜けて監獄っ気ばかりになった。終日たべ物のことばかり考えて、三度三度の....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
、肥桶臭《こえたごくさ》くなってるわけもあるめえ――がと、してみると野郎乙にまた
娑婆っ気を出しゃあがって、この俺の眼がまだ黒えのも知らねえこともあるめえに――。....