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婚資
「婚資〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
婚資の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
びつけた親たちのやりかた。伸子のきもちからみると、どことなくすっきりしない小枝の
婚資のつかいかた。そと目に派手で、内実、それほど充実したものでない佐々の家の風か....
「若い母親」より 著者:宮本百合子
うで、変に安心して生めるような気がするから不思議なものね、と笑っていった。 結
婚資金の貸し出しや多産のひとに奨励金の渡されることや、それもいいことだろうけれど....
「離婚について」より 著者:宮本百合子
な結婚はなかなか出来ない。全逓の従業員組合は、十数万の結婚適齢従業員のために、結
婚資金を要求した。生きて働いてゆく給料さえ出さない政府が、どうして結
婚資金までを....
「母性偏重を排す」より 著者:与謝野晶子
た不健康その他の理由から結婚を避けしめねばならない女や、良縁を得ないため、または
婚資のないために余儀なく独身生活を送る女や、結婚して母たる資格を具備していながら....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
た。従って彼らは、主として救治策、なかんずく産婆の移入、育児院の設立、若い娘への
婚資の分与、移民出国の防止、外人移住者の奨励等の、提唱に没頭したのである1)。 ....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
容所へ届け、俘虜通信の世話をしたり、希望事項の伝達をしたり、銀行に預けてあった結
婚資金を空にするような熱烈な奉仕をしていた。 日本のほかは、どの国でも万国赤十....