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媚ぶ
「媚ぶ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
媚ぶの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
相詮という少年の事をいって『異物志』にいわく霊狸一体自ら陰陽を為す、故に能く人に
媚ぶ皆天地不正の気云々」。これは霊狸の陰辺に霊狸香《シヴェット》を排泄する腺孔あ....
「書記官」より 著者:川上眉山
一 笆に
媚ぶる野萩の下露もはや秋の色なり。人々は争うて帰りを急ぎぬ。小松の温泉に景勝の第....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
や身後の誉の迷を咀う。
妻となり子となり奴婢となり鋤鍬となり、
占有と称して人に
媚ぶる一切の物を咀う。
宝を見せて促して冒険の業をもさせ、
また怠の快楽に誘うて....
「三国志」より 著者:吉川英治
なって、自分の手勢だけを引具し、泰山の閑地へ逃避してしまった。 去る者は去り、
媚ぶる者は媚びて董卓の勢力につき、彼の勢いは日増しに旺になるばかりだった。 董....